💛羊水とは
羊水とは、羊膜内の胎児を包んでいる液体で、羊膜は胎児を分娩するまでママのお腹の中で形成され、
少しずつ大きくなります💝
発達に必要な役割を持つ羊水は赤ちゃんの体と妊婦の身体器官を保護し、
医療人は羊水を通して胎児の健康と発達に関する重要な情報を得ることができ、
これにより胎児から発生するいろんな遺伝子疾患などを早期に発見することができるのです
羊水は若干黄色味を帯びていますが、ほぼ透明な液体でにおいもありません。
時間がたつと胎児の皮膚の角質となるかたまりができることもあり、妊娠後期の40週目になると白っぽく変化してきます。
羊水の主な成分は水分と電解質、たんぱく質、炭水化物、脂肪、ミネラル、胎児細胞で構成されています。
羊水を飲んで成長していく赤ちゃんは、お母さんの胎盤の中でおしっこをしては羊水を飲むので、
羊水の大部分は赤ちゃんのおしっことも言えますね😊
💛羊水過少
妊婦は妊娠12日目ごろから羊水を生成し始め、約34週目まで少しずつ量が増加していきます。
妊娠後期からは量が少しずつ減っていき、陣痛が始まり羊膜が破裂し羊水とともに赤ちゃんが生まれます。
胎児の成長に不可欠なものであり、羊水過少は胎児に少なからず影響を与えかねないため、注意が必要です!
羊水は、羊膜が体にくっついているわけではなく、胎児が自由に動け、成長促進の助けになります。
また、羊水の中で姿勢を変えながら筋肉を発達させたりもします。
羊水は子宮内部の適切な温度を保ちながら、雑菌からも守ってくれています。
何よりも羊水はお母さんが突然動いたりしたときや外部からの衝撃を吸収して胎児を守ってくれる役割をしてくれる為、
羊水過少となると当然胎児への衝撃がきやすくなってしまうのです⚡
さらに羊水は、胎児の動きによる衝撃を緩和してくれ、臓器損傷やへその緒の圧迫を防止してくれるのです。
なので羊水過少の状態だとへその緒に関係する事故が起こる可能性が高くなります。
羊水不足=胎児が自由に動ける空間が少ないということ😱
このような状態が長時間続くと胎児が子宮内で運動が自由にできず胎児の成長の妨げになる可能性もあり、
へその緒が子宮に押され栄養供給がされにくくなってしまいます!
妊婦の身体水分指数が急激に下がったり、胎盤に変化が起き羊膜が早期に破裂してしまうと
さらに大きな事故を防ぐ為に早期分娩をしなければならなくなってしまうかもうかもしれません💦
💛羊水過多
羊水過少の反対に羊水過多というものがあります!
羊水が必要以上に羊水が多くなってしまうことなのですが、
通常、妊娠7ヶ月以降に羊水過多症が現れ、羊水の平均的な量が500~700ML内外であるのに対し、
羊水が2000MLに達することもある羊水過多が発生することもあるのです!
胎児は、羊水による運動スペースが過剰に広くなり、
姿勢が安定せず逆子になる可能性も高くなるといいます。
また、子宮が伸びきっていたために、産後の子宮収縮も弱くなりがちで、弛緩出血※ が起こってしまうことも💦
胎児の状態異常が原因で発生することもあり、早産の可能性があるので、適切な対処を受けなければなりません❗❗
※本来なら子宮が収縮することで止まるはずの出血がずっと続いてしまう状態
💛羊水過多、羊水過少になると?
羊水過多の場合、
妊婦さんのおなかが通常よりも大きくなることがあり、おなかのはり(子宮の収縮)を強く感じることがあります。
また、通常よりも大きい子宮が胃などを圧迫することで、食事が進まなくなったり、
呼吸がしづらくなったりすることもあります。
羊水過少の場合は、
お母さんのお腹の大きさが通常よりも小さくなることにより、胎児が動きづらくなるため胎動が少ないと感じることも。
また、破水によって羊水過少になることがあります。
破水は、腟から羊水が出てくることで気がつきますが、尿漏れと区別が難しいこともあります。
羊水過多も羊水過少も胎児になにか異常があると起こりやすいといわれていますが、
多くの場合は原因不明といわれています。
少しでも気になったら、かかりつけ医を受診しましょう!
💛必要な検査を受け経過観察を!
前述した通り、羊水は子宮内で胎児を守るクッションとなるだけでなく、
骨格や筋肉が発達するための運動のスペースとなったり、
臓器を成熟させたりと、その発育にも重要な役割を持っているのです‼
羊水が少ない状態は胎児や臍帯に負担がかかり、その発育が心配される緊急事態という事なのです⚠
大切な胎児の生命や健康を守るためにも、妊娠中にできることは、必要な検査をしっかり受け、異常を早く見つけることです。そして、「なにかへんかも?」と思ったときに、ためらわずに医師に相談してみましょう。
羊水に関わらず、妊娠中はとてもデリケートな時期です。安静に過ごしながら経過を見守っていきましょう。