赤ちゃんは何を見ているの? 何が見えてるの?
赤ちゃんののお話でーす!!
赤ちゃんの視力
ママのお腹の中にいる時に、既に赤ちゃんは【明るい・暗い】の区別が出来ると言われています。要するに光を感じ取っているという訳です。でも、産まれたばかりの赤ちゃんは、視力はあっても、視界は大人が水中にいる時のような感じに似ていて、物の輪郭はぼんやりとしか分かりません。
そして生後数週間から数カ月の間に、赤ちゃんは徐々に目を使う事を学んでいくのです。
『でも確かに赤ちゃんと目が合うんだけど・・・』 その通り赤ちゃんはママを見ています。
でも自分が何を見ているのかはまだ分かりませんし、赤ちゃんは色も理解できていないので、白・黒・グレー といったモノクロの世界を見ているのです。しかし、赤ちゃんは、目を使う事を学び、目が物の『見方』を学習するのです。
生後間もない赤ちゃんの視力は0.01~0.02程度です。しかし、生後1~2か月程度で色・輪郭等を徐々に認識できるようになり、生後3か月になると、動いている物を目で追いかけたりします。また赤(強い赤色)や、ママが笑っている、笑っていない等が認識出来るほどにまで成長するのです。きっとママの唇が赤いからでしょうね!
生後4~5カ月程度になると、物の奥行・目と手の連動・興味のある物に手を伸ばしたり、触ったりして物を認識する能力が高まります。
生後6カ月になると、気配や匂いでの判断ではなく目で見て判断する・細かいものが見えるようになる・顔を覚えて区別するようになる様になります。そう、ママ・パパ・ジイジ・バアバ・お兄ちゃん・お姉ちゃんの顔が識別できるようになるんです。なんて素晴らしい能力なんでしょう!
生後8カ月頃からは、目と動作と記憶力のつながりが強くなると言われています。
そして生後10~12か月頃には、赤ちゃんが座っている状態で手が届く範囲の物はハッキリと見えるようになります。 この時期に積み木やブロック、組み立て式のオモチャ等で遊ぶと手と目の協調が促され、物を見たり、物に触ったり、それに関わる色んなことを記憶する能力を強化させることが出来るのです。
赤ちゃんにとって、いろいろなものを見たり、聞いたり、触ったりして脳を刺激することは、目だけでなく総合的な発達にとても重要なのです。ですから、ママやパパは赤ちゃんにいろいろなものを見せてあげてくださいね!そして、ママ達と同じように目が見えるようになるまで、優しく見守ってあげましょう!