今日は育児・家事に追われているママに~
自分の身体もケアしましょう~!!
その2 産後にママがすべき身体ケア
とは言っても~自分の身体をケアする時間なんてない!
と思っているママさんへ
『その1』では、産後のママ達の身体の変化についてお話ししました。今回は、産後ママの身体のケア、実際にどんな風にすればいいのかについて探っていきたいと思います!
何故産後のケアが必要か
ママが、自分自身をケアすることによって、子育ても余裕をもってすることが出来るうえ、その後のママ自身にも大きく関わってくる問題なので、産後のケアはとても重要なのです。
『赤ちゃんを産んだら、楽になれると思っていたのに・・・ボロボロだわ』
『赤ちゃんが生まれたら、好きなお洋服とかオシャレがまた出来ると思ったのに…無理』
『皆が経験しているとわかっていても、抜け毛を見ると落ち込む・・・』
『いつになったら、美容院やネイルに行けるの~?』
等々、育児に追われているママの悩みは尽きません。
もし自由に使える時間がもらえるならば何をしてみたいですか?『ドラマをゆっくり観たい』『美容院に行きたい』『外出して美味しいご飯をゆっくり食べたい』『ショッピングがしたい』『何も気にせず一日中ゴロゴロしたい』等々いろいろやりたい事がいっぱいですよね!
ただ、産後ケアにもある時期にしかできない、その時期にしないと効果が出ないケアもあります。ちょっと見てみましょう!
産後のむくみを取る=産後一か月
妊娠中は赤ちゃんに栄養を届けやすくするため体の血液量が1.5倍になります。出産後は元の量に戻っていくのですが、その際に不要な水分が体にとどまっているとむくみが生じるのです。また、授乳のために身体の水分が赤ちゃんに行ってしまうので、水分バランスをつかさどる腎臓が体に水分をためておこうと必死になり、これがむくみにつながるのです。さらに妊娠中や産後は運動不足になりがちなので、代謝が低下して血の巡りが滞るのもむくみの要因のひとつです。また、産後の睡眠不足や疲れも代謝を悪くします。
むくみを改善するには・・・
●塩分控えめの温かい食事
塩分控えめの淡白でいろいろな栄養素を取れるバランスの取れた食事をすることで、むくみ解消に効果が出ます。また冷たい食べ物は身体に負担となり、血液循環を妨げるので、なるべく暖かい食べ物を摂取するようにしましょう!
塩分を摂り過ぎると体内の塩分濃度を下げようと水分を溜め込む傾向になり、余分な水分が身体の外に排出されにくくなります。塩分の多いインスタント食品やスナック菓子などは避けて、食事も減塩を心がけましょう。また、ビタミンやミネラルはむくみに有効なので積極的に摂取しましょう。
●マッサージ
一番むくむ腕と脚はマッサージでむくみを解消しましょう!
(1)まず膝から下のリンパ液が集まる膝裏をもみほぐし、次に両手で足先から膝裏にむかってさするようにマッサージをします。
(2)そのあと、膝から上のリンパ液が集まる足の付け根の内側をもみほぐし、膝から上に向かって同様にマッサージをします。
●脚を高くして横になる
クッションや座布団などの上に足を置き、床から10~15cm程度足を高くして横になると血行が良くなり、むくみを解消する効果があります。しかし、足を高く上げすぎると足の付け根が圧迫され、逆にむくみを悪化させる場合もあるので注意が必要です。
●適度な運動やストレッチ
産後は外出する機会も減ってしまうなど運動不足になりがちで、血流にも良くありません。産後すぐから行なえる産褥(さんじょく)体操からはじめ、体調をみながらストレッチや、軽い散歩など少しずつ運動を取り入れましょう!産後のストレッチは、子宮回復にも効果があり、血液循環が様なるため、むくみが早くとれるようになります。
●着圧ソックス等を利用する
足先からふくらはぎ…と心臓に近づくにつれて圧力が下がるように作られた着圧ソックスは、足先からの血流やリンパの流れを促してむくみを解消してくれるアイテムです。サイズの合ったものを選ぶことがポイントです。
●足湯
産後の約1か月、入浴で浴槽に浸かれない時期には足湯がオススメです。湯船に足首の高さくらいまで熱めのお湯を溜めるか、たらいや洗面器を使って、10分ほど足を温めると血行が良くなります。足湯の後に冷たいシャワーをかけて血管を収縮させることで、血液の循環を促す温冷浴も効果的です。
つづく